手作り」カテゴリーアーカイブ

外注かDIYか

「とりあえず何でもDIYでやってみたい」と強く思うのは、専門家、分業が極度に進んだ金融業界で長く働いた反動だろうか。

味噌、浴衣、セーター作りから、化粧水、パン、ケーキ、洋服、アクセサリーまで。これまで身の回りのモノ、ハンドメイドができるなら何でもハンドメイドに挑戦してきた。

今年になって始めた古民家改修や庭作りも、基本的にはこのDIY好きが講じたものだ。

img_1174 続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

力仕事

これまで自分の「力」のなさを悔い、「力」が欲しいと思ったことは一度もなかった。

「力」とは権力や能力のことではなく、文字通り、重いモノを持ち上げたり動かしたりする筋肉のこと。

都会で生活している私はほとんど筋肉を使わない。というか、そもそも筋肉が重いモノを持ち上げたり、運んだりするためにあるということをあまり自覚していなかった。 続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

【映画評】ベニシアさんの四季の庭

古民家に住み、庭作りを楽しみ、古いモノを大切にするスローライフ。

ターシャ•チューダーの大ファンの私としては、ベニシアさんのこの映画を去年、映画館に見に行くべきだったのだが、見逃した。ロードショーから1年遅れで自宅でDVDを鑑賞。

ベニシア•スタンレー•スミスさんは、NHKの「猫のしっぽ、蛙の手」で有名な京都大原在住の古民家に住む英国人ハーブ研究家。テレビで全国的に名が知れるようになったベニシアさんは数年前からハーブや自然の本も出している。

ベニシアさんの自宅の内装、穏やかな語り口、明るい人柄、暮らし方、作る料理や地元の人間関係、人生訓めいた自作の平易な英語の詩の朗読。テレビを通じて知る、様々な要素が渾然一体となった「大原発ベニシア風ライフスタイル」は魅力的なのだが、良く考えると、これだけ人気が出たベニシアさんの存在は、不思議と言えば不思議だ。

ベニシアさんは、何かの分野で突き抜けた専門家ではない。

正直、ベニシアさんの自宅のインテリアは、女性月刊誌やインテリア雑誌に出てくる家と比べると、野暮ったい。日本に長く住む「和好きの外人」に典型的な、1970年代の民宿っぽい不思議な和洋折衷スタイルなのだ。同じ田舎風でも米バーモント州のターシャ•チューダーの家や、白州次郎•正子の武相荘の和洋折衷の洗練された佇まいからはほど遠い。

武相荘

武相荘

同じ事がベニシアさんのファッションにも言える。赤毛の無造作なミディアムロングの髪にノーメイクの顔、藍染めのエプロン、絣のモンペ姿。少なくともビジュアルが彼女の人気の源泉とは言いがたいようだ。

それと比べると彼女の提案するイギリスの家庭料理は確かに美味しそうだし、デコレーションやテーブルセッティングは上品で温かい雰囲気。イギリスの昔からの知恵に基づくハーブを取り入れる生活も興味深い。

でも、彼女が長年の経験に裏打ちされた筋金入りの料理研究家やハーブ専門家でないことはすぐに分かる。彼女の料理やハーブは、他人に教えるとか、ブランド化して商品にして売り出すとか、そういうことを始めから狙ったものではなく、あくまで素人に毛が生えたような。。。という感じなのだ。

番組に自身が朗読するベニシアさんの英語詩も、映像を抜き去れば、あまりに何の変哲もないものだ。

ベニシアさんが、あらゆる分野で素人っぽいのはある意味当然だ。

現在60歳ちょっとのベニシアさんが古民家に移り住んで自然派の生活を始めたのはかなり遅く、40代後半になってから。彼女の「ロハス生活」はそれほど年期が入ったものではないのだ。

ベニシアさんは20代はじめに来日して、子供が生まれ、シングルマザーとなってからは、京都の市内で英会話学校を経営しながら子育てとビジネスに追われてきた。決して、ハーブや英国式ライフスタイルを一生の仕事にしようとして若い時からロハスな生活を追求してきたわけではない。

それでも京都の大原に住む一般人だった彼女にテレビ局が注目し、案の定、広く人気を獲得した理由は、彼女からにじみ出る「雰囲気の良さ」としか言いようがない。自然体の柔らかい日本語、美しい英語、優しい笑顔、佇まい、ユーモア。独特のパーソナリティに、大原の自然、古民家、英国風の生活スタイルが渾然一体となった姿に独特の魅力があるのだ。その魅力に、どんなハーブ専門家も料理専門家も、筋金入りのインテリア•コーディネーターも田舎好きも叶わない。

一体、ベニシアさんはどんな人なんだろう?

前半、テレビ番組に出てくる通りの「ロハスなベニシアさんの生活」を追った後、映画のメインテーマは突然変わり、思いがけず、彼女のプライベートに踏み込み、その過去や辛い家族関係に光を当てて行く。

イギリスの貴族出身だからといって、ベニシアさんは手作りの優雅な生活をずっと送って来たわけではない。20歳でイギリスを離れ、インド経由で来日した経緯。最初の夫と離婚して3人の子供のシングルマザーとなった。英会話学校を立ち上げて毎晩、団地に一軒づつビラを配った時代のこと。9歳年下の日本人男性との再婚と43歳での出産。出産後、やはりシングルマザーとなり、統合失調症を発症した次女。夫の浮気、家出、怪我。複雑な複合家族の人間関係。それらが次々と明らかになる。

「何もここまであからさまにしなくても。。。」と思うほど乱暴に過去が暴かれ、ベニシアさんの私生活の現在進行形の苦しみも浮かび上がる。映画を見終わると、「優雅にロハスな生活を楽しむ貴族出身の英国人女性」ベニシアさんのイメージは崩れ、「多くの苦しみと哀しみを抱えた人。そうした苦しみ克服するためにこそ『美しくロハス生活がもたらす平安』を大切にしている」という、ベニシアさんの逆説的な真実が明らかになるのだ。

一般に大人は、ひたすら自分の生活の苦しい側面や暗い過去をひた隠し、明るく健全な社会イメージを演出しようとする。ましてやライフスタイルやイメージを商品にして売る仕事をするタレントやセレブが、自分という商品の価値を下げるネガティブな側面を見せることは絶対にタブーだ。

そんななか、いくらドキュメンタリー映画でも、ここまであからさまに「悲しい部分」を他人に見られてしまったベニシアさんは可哀想な気がする。「有名人はイメージが勝負」のはずなのに。

映画を見た後は、暗黒面を持つ、不完全な姿のベニシアさんに強い共感を感じた。その笑顔と飾り気ない人柄、ハーブや田舎暮らしへの情熱の裏側にあるものを知ることで、単なる「お洒落な外人」に見えたベニシアさんとの距離感が縮まった。

真に貴族的な精神を持った人とはベネシアさんのような人なのだ。

というわけで、この映画は単に「お洒落でロハスなベニシアさんのライフスタイル」の映画ではなく、人間の人生の逆説性や難しさを、決して声高ではなく穏やかに伝えるメッセージ性の高い映画だった。冬があるから春が来る。負があるから正がある。冬がなければ春は来ない。負がなければ正もない。。。

ほろ苦い、40歳以上向けの大人の映画です。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

カンタと刺し子展

日本民芸館の「カンタと刺し子展」へ。

駒場の閑静な住宅街にある日本民芸館は私のお気に入り。ここに来ると、民芸運動がどういう運動だったのか、柳宗悦が何を好んだのか、「用の美」とはどういう美しさなのかが良く分かる。展示品だけでなく、建物や調度品もアート。

都内の建物そのものを楽しめる美術館としては、これ以外に白金台の庭園美術館がある。

建物や内装そのものを楽しめる都内の美術館としては、ここ以外に白金台の庭園美術館や日本橋の三井記念美術館がある。

続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

ポシャギ、チョレギ、モムチャン

昨日、海浜幕張に住んでいる友人に連れて行ってもらったコストコで買ったチョレギサラダの味とボリュームに感動。チョレギサラダってこんなに美味しかったんだ! 早速、昨晩の夕飯に続き、今日のおうちランチにもチョレギサラダを作った。

普段の和風ドレッシング(油、醤油、酢、砂糖)の油をごま油に変え、ニンニクのすりおろしとすりゴマを入れると、チョレギ•ドレッシングが完成する。これをサラダ菜、タマネギ、キュウリ、トマトなどの具に合えて、韓国海苔をちぎって入れる。

普段の和風ドレッシング(油、醤油、酢、砂糖)の油をごま油に変え、ニンニクのすりおろしとすりゴマを入れると、チョレギ•ドレッシングが完成する。これをサラダ菜、タマネギ、キュウリ、トマトなどの具に合えて、韓国海苔をちぎって入れる。

続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

ちょっぴりデコラティブ

握り寿司にはワサビが必要。でもワサビをほおばれば地獄。エアコンの効いた部屋は快適。でも効きすぎると不快。節約主婦は良妻だが、ケチすぎる女は悪妻になる。

行き過ぎると快は不快に変わるから、何事もほどほど中庸が良い。

とはいえ「ほどほど中庸」のレベル感は時代や場所で変わり、「絶対的なほどほど感」は存在しない。 続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest

田舎風が好きですか?

私はold(古びていて)でrustic(田舎風)でartisan(手仕事)でfolkloric(民俗調)でvernacular(土地に根ざしたもの)なものが好き。

フランスの田舎の村の古い教会の匂いや、スリランカやチュニジアやイスラエルの自然の色や食事、民俗衣装が好き。

歌で言うと、高校生の頃聴いた、久保田早紀の異邦人の世界(古くてご免なさい)が好き。

シンガポールではプラナカン文化、ハワイではネイティブのハワイ文化に夢中になった。

プラナカン文化ってこんな感じ

プラナカン文化ってこんな感じ

続きを読む

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedInPrint this pagePin on Pinterest