古民家」カテゴリーアーカイブ

外便所を納屋にリフォーム

いすみの古民家には庭に古い外便所がありました。

畑仕事や庭仕事をする時に外便所は便利なものです。長靴で作業していて用便するとき、いちいち靴を着脱して家の中と外を行ったり来たりするのは面倒臭いですから。

でも、外便所は随分前から使われておらず、浄化槽ともつながっていませんでした。それで、私たちが入居したとき、すでにこの家の前の小屋は無用の長物と化していました。

掘立て小屋だし、大きさも中途半端だし。。。。正直、大切に残したいと思うような建物ではないのですが、ちょっと風情がある建屋ではありました。迷ったのですが、結局、外側を残して中身を取り払い、小さな納屋兼自転車置き場として再利用することにしました。

 

壁と扉、便器などの撤去や屋根の張り出しの拡張、トタンの張り直しは工務店さんにお願いしました。その後、屋根と壁のペンキの塗り直し、床の整備は自分で直すことにしました。

床を自分でやることにしたのは、工務店から出てきた見積書で「床のコンクリート打設」が思いのほか高かったからです。わずか2平米で6万円。

工務店から最初に出てきた小屋改装の見積もりは20万円弱でしたが、コンクリート打設以外にも費用を抑えるよう努力して、なんとか11万円強に抑えました。

ボコボコの床に砂と路盤材を敷いていきます。

       

家周りのDIYと外回りのDIYの違いは、後者は材料がとても重いことです。一袋20キロの砂袋をたくさん、買いましたが、運ぶだけでとても大変でした。それでいて20キロの砂は床に敷くとほんのちょっとにしかなりません。

 

東京で重いモノをほとんど持たない生活ですから、すごくギャップがありました!

ペンキ塗りは楽しい作業かな。。。と思っていましたが、ペンキ缶のフタを開けるだけで一苦労(泣)。

と、そんな大変な思いをして塗り終わった小屋の姿に大満足!

 

結局、材料、工具の費用なども合わせると、20万円くらいにはなってしまいました。モノを収納する場所ですが、中に収納するモノより入れ物の方にお金がかかる(泣笑)

数週間かけて作業している間に季節はすっかり春。再び庭の手入れの季節が到来しました。落ち着いたら、いよいよ本丸、キッチンと洗面所のリフォームに着手しようかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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古民家夷水軒ブログのこと

とつぜんですが、これから、いすみの古民家に関する内容は、夫と立ち上げたブログ「古民家夷水軒」に書くことにしました。

 

もし、よかったらご覧になってください。

http://isuiken.com/

 

ちなみに「夷水軒」というのは「夷隅(いすみ)川のほとりの家」という意味で、私たち夫婦が今年4月に千葉県いすみ市に買った古民家の名前です。

 

私たちが自分で考え出した名前ではなく、もともと買った家の壁に書いてあった名前です。

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元の所有者の久貝家のご当主が洒落っ気を持って自分の家にそう名付けたのだと思います。素敵な名前ですし、たしかに私たちの家はいすみ川のほとりにあります。それで、僭越ながら、自分たちの家を私たちもそう呼ぶことにしました。

 

これから古民家の改修やいすみの生活については、夫と交互に夷水軒のブログに書いていく予定です。

 

もちろん、このブログも続けます。引き続きよろしくお願いします。

下山明子拝

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外注かDIYか

「とりあえず何でもDIYでやってみたい」と強く思うのは、専門家、分業が極度に進んだ金融業界で長く働いた反動だろうか。

味噌、浴衣、セーター作りから、化粧水、パン、ケーキ、洋服、アクセサリーまで。これまで身の回りのモノ、ハンドメイドができるなら何でもハンドメイドに挑戦してきた。

今年になって始めた古民家改修や庭作りも、基本的にはこのDIY好きが講じたものだ。

img_1174 続きを読む

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戦わなくてもいい庭

「古民家を買い、週末通って改装に励む」——というと聞こえがいい。実際、4月にいすみとの往復が始まったときはそのつもりだった。でも、現実には家の改修はド素人の手には負えない作業だということが身に沁みて分ってきた。

いちおう、障子の張り替え、壁の補修まではできた。

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仏人家族、いすみにやってくる

からかみを貼ったばかりのいすみの我が家に、8月初旬に一週間、フランス人家族が滞在した。

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やってきたのは私のフランスの学校時代の女友達、その夫と子供(娘13歳、息子9歳)の4人。彼らにとって初めてのアジア、初めての日本。それも25日間とすごくビッグな夏休みだ! 続きを読む

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書評:陰影礼讃

高校生のときに学校で読んだときに、暗闇の中に浮かび上がる羊羹や漆器の色の表現に陶然となった。30年ほどを経て、古い日本家屋の壁にからかみを貼る機会があり、表具屋さんが蓑張りした壁を前に、ふと、もう一度、本書を読み返した。

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「日本の美」が生理的に表現されていて、読んでいるだけで、日本建築の木や樟脳やカビの混ざった匂いやシンプルで静謐な空間を追体験できる。だからこそ古典的名著なのだろう。

紙、羊羹、漆器のほかに、谷崎は日本の厠の素晴らしさを称賛する。読むと体験したいと思うのだが、実際には、どんな田舎や寺社に行っても、本書に登場する木製の清潔な便器にはもう出会えない。料亭の行灯の美しさも、その下で照らされる芸者の顔の美しさも、もう失われてしまったものだ。実際、すでに谷崎がこれを書いた時代(昭和8年)からすでに、伝統的な日本家屋や純日本風の設えは滅びつつあり、谷崎自身の自宅にも実際には赤々とした近代的な電灯が灯っていたという。

ありふれたモノの美しさには誰も気づかず、美しいとされるのは、失われていくものばかり。谷崎なら「醜悪」と退けたに違いない、黒電話や石油ストーブ、ちゃぶ台といった昭和の風物もまた、平成の世では「昭和レトロ」として見直されるようになっている。

あと100年もすれば、LED電球の灯りやホットカーペットなどに滅びゆく美を見いだして、それを書く作家が現れるのだろうか。

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土壁、漆喰を塗る

週末にいすみに通い始めて4ヶ月。「心の安らぎ」のための田舎の家だったはずなのだが。。。。

いつのまにか、東京で心身を休めつつ、週末のいすみ生活への準備をし、土曜日から日曜日の2日間が体力と神経の勝負!という生活になっている。日曜日の夜、リバーシティに戻り、サッシとビニールクロス、高気密で清潔な都会暮らしに戻るとほっとする。。。。 続きを読む

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古民家のお手入れ

古民家と東京のマンションを行ったり来たりし始めて3か月。外房線の茂原駅を下りて、レンタカーで南下すると、どんどん緑が濃くなり、空気がひんやり冷えてくる。住んでみるまで知らなかったが、夏場、いすみ市はだいたい東京より1〜4度気温が低い。

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和室好き

和室は嫌いだった。

10年前に住んでいた港区の築30年の田の字マンションのリビング脇の狭小な和室は物置兼幼児のプレイグラウンドと化していた。その後、同じマンションを引き継いだ弟夫婦は、リフォームして和室とリビングを一体化させ、今風の巨大なアイランドキッチンを中心としたモダン・ダイニングキッチンを作った。

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