冬の愉しみ

温暖化の影響もあるのだろうか。

東京の冬は穏やかな陽光が注ぎ、青空が広がる。冬の隅田川沿いのジョギングは文句なく気持ちがいい。強烈な蒸し暑さとエアコンの人工的な空気の間を行ったり来たりする夏、花粉が飛びまくる春、そして、最近では寒暖の変動が激しい上、ブタクサ花粉が飛ぶようになって調子が今一つな秋。私にとって冬は文句なくベストシーズンだ。外国人の知人にも、「日本に来るなら冬がいいよ」と言う。

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冬は食べ物もいい。大好きな乾燥芋や石焼芋が食べられるのは冬の間だけ。だいこん、れんこん、白菜、みかん、りんごなど冬の食べ物は滋味があって美味しい。チーズの載った熱々のグラタンやサラミ、フォアグラといったヨーロッパのこってりした食べ物が日本で美味しく食べられるのも冬だけだ。

東京の冬は冬至の一番、日が短い今の季節でも10時間近く日照時間があるから、活動時間に制約はなく、夏と同じように歩き回れる。上の写真のような南天や椿、パンジーに加えて、紅葉だってまだまだ綺麗だし、クリスマスのイリュミネーションや音楽も楽しい。1月になるとそろそろ梅のつぼみが膨らみ始めるようになる。

ところが一昨日、昨日、今日は、12月には珍しく3日連続で雨が降った。気温はそれほど低くならずに、一度も雪にならずに雨が降り続けた。

日ごろ、チャリンコで行動する私は雨が降ると途端に行動が鈍くなる。夏なら多少の雨は濡れても大丈夫だし、春や秋もレインコートを着てチャリンコを飛ばすのだが、さすがに冬の氷雨の中を走るのは怖気づく。

というわけで、日本橋の丸善行きや浅草橋のビーズ用品巡りを諦めて大人しく家にいたのだが、寒い冬に自宅に閉じ込められる一日も、また愉しいことに気が付いた。春や、夏や、秋なら、雨で自宅に閉じ込められるとエネルギーが鬱積する感じがある。でも、冬は暖かい部屋でゆったり過ごすとエネルギーが蓄積される感じがする。寒い外を眺めながら、ビーズをしたり、本を読んだり、温かいお茶を飲んだり、みかんを食べるのは極楽であった。

熊は冬に冬眠するし、農民も冬は農閑期なので家で縄を編んだり機を織ったりして過ごした。21世紀の都会の人々は夏も冬もなく慌しく動き回るが、本当は人間にとって、冬は少し活動を少しスローダウンするべき季節なのかもしれない。

年賀状書きに雑用、仕事、買い物。。。明日からまた忙しい日が始まる。東京の空はきっと久しぶりに晴れわたり、ジョギング日和となるだろう。氷雨のおかげで慌しい日常に小休止できたことに感謝。

 

 

 

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