ボルダリング

今どきの銀行員は髪を七三に分けたりはしていないし、いろいろな専門職種があって一概に仕事の内容を一般化するのが難しいが、それでもいかにも「銀行員っぽい顔」というのがあり、そういう顔をした人がいる。職業生活は人が大人になって大半の時を過ごす場所。それがどのような顔かを口で説明するのは難しいのだが、40歳を過ぎると、毎日の時間の過ごし方、感情や理性の用い方、口のきき方が確実に人相に現れる。

人相と同じくらいダイレクトに人生を物語るのが姿勢や体型だ。

現在の姿勢や体型はどのような生活をしてきたかという過去の積み上げだ。運動をやって来たか、やってこなかったかだけではない。それをどうやってきたかでも変わってくる。同じヨーガをやっていても、健康ヨーガに勤しむ、ふっくらした人もいれば、アシュタンガヨーガの修練を積んで、まるで体操選手のように筋肉質な人もいる。行者系になると、筋肉も肉も付いていない、ガリガリの人もいる。

夏の市民プールで見事に美しい身体をした初老の男性を見た。全身が小麦色に焼けて、お腹に無駄な脂肪がついていないだけではない。筋肉が細くてしなやかで、足首や腰が実に柔軟で、脚の裏をぴったり付けて脚を曲げてしゃがんだ姿はまるで野生の猫のようだった。その人のスタイルと比べると、ジムの筋トレで肩が発達したムキムキ青年たちの体型がいやに野暮ったく見えた。

男性の職業は鳶職だったのではないかと思う。身体を動かすガテン系の仕事をしている人に醜い体型の人はいない。クロネコヤマトや佐川の男子たちにぽっこりお腹も猫背もいない。とはいえ、筋肉がしなやかで細く発達するような動作はガテンの仕事の中でもそうは多くない。そういうしなやかな身体は全身運動を通じて体幹を鍛えることでしか生まれなお。お腹と背中の筋肉を使ってバランスを取るような仕事といえば、鳶職だ。

体幹が鍛えられる鳶職の動作。http://ameblo.jp/edo-sanpo/entry-11873149625.htmlから拝借しました。

体幹が鍛えられる鳶職の動作。ガテンの仕事が多かった昔は美しいスタイルの人が多かっただろう。http://ameblo.jp/edo-sanpo/entry-11873149625.htmlから拝借しました。

鳶職と同じくらい全身をバランス良く使うことで体型が美しく整えられるスポーツは。。。ボルダリングだ!

私はそのことを、先週、ボルダリングのスタジオに行って気づいた。

ボルダリング上級者は男性も女性も、皆、細い。細いのに、体幹と筋肉が発達していて、しなやか。スリムな女性が直角以上にそそり立った壁をスイスイと上っていく。大男が開脚前屈をして、ぴったりお腹を床に付ける。

逆に筋肉ムキムキでがっちり体型の人はボルダリングには向かない。

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この半年で、ようやくお腹ぽっこりが改善の兆しを見せ始め、次のステップを模索している今。47歳の手習いで、本格的なボルダリングは無理でも、自分の出来るレベルでそれなりにエキササイズするだけでモムチャン体操以上の効果はありそう。自転車で行ける東陽町のスタジオに週1度くらいのペースで通おうかどうか、迷っている。。。。

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