ゲートブリッジが自転車で渡れたら

アメリカ旅行で感じたのは、「アメリカ人はワイルドが好き」ということだ。

ハワイ島での岩場シュノーケリング、サンフランシスコのゴールデン・ゲートを渡ってのベイエリア自転車散策。どちらも、観光客用のアトラクションなのだが、体験した感想は、「メチャクチャ危なかった!」。

ハワイ島の岩場は波が荒く、とてもではないが波打ち際には立てないほどだった。転がって波に流されているうちに、身体は小さな擦り傷だらけになった。

サンフランシスコのサイクリングも危険だった。ゴールデンゲート・ブリッジは風が強く、自転車の往来は激しい。前から来る自転車を避けながら、風で横転しないように進むのは、スリリングな体験だった。

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こういうアトラクションの前には、必ず貸し道具屋で保険に入ることを勧められる。日本ではこうした場合、保険に入って良かったと思うことは殆どないのだが、アメリカでは保険に入っておくべきだとうと思った。だって、本当に危ないんだもの!アリゾナ州の荒野には、大人が自分のリスクで遊ぶためのトレーリング・ゾーンが沢山、あった。

アメリカで保険が発達したのは、遊びでもビジネスでも自分の責任でリスクを犯すから、保険が必要だからだ。人生と危険は、隣合わせなのだ!

翻って日本は、なかなか個人がリスクを取る機会がない。

思い切ってリスクを取る機会が少ないから、子供に何が危ないかを教えることも出来ないし、自分自身、自分自身の限界を知ることも少ない(例外は山登り)。

国土が小さくて、人口過密だからか? 集団で規律をもって行動しないと生産性を上げることが出来ない稲作文化のせいか?「何かがあったら自分の責任になるから大変」という役所の事なかれ主義のせいか。

公共の場でも、観光地でも「立ち入り禁止」の柵と、「危ないのでお気をつけ下さい」の看板ばかり。役所が作った公園やキャンプ場はすべてお子様とお年寄り目線で作られている。

お年寄りとお子様に優しい場所があったもいいが、そうでない場所があってもいい。

東京で一番、がっかりするのが、ゲートブリッジとレインボーブリッジを自転車で渡れないことだ。あんなに美しい橋なのに。

東京の下町から倉庫街、ベイエリアを観光するのに最適なのは自転車(そしてボート)。そして、自転車で橋を渡れれば、お台場から浅草、浦安までだって、一日で観光できるし、公共交通機関では行けない場所にも行けるようになる。きっと、お台場には貸し自転車屋が並ぶようになるだろう。そうしたら、エコやスポーツ好きの欧米人やアジアの若者がもっとベイエリアに押し寄せるようになるだろう。倉庫街にはビアホールやレストランが出来るだろう。

東京オリンピック開催地のベイエリアは建設ラッシュ。でも大切なのは箱物を作るだけでなく、東京をもっと自由で楽しい場所にすることではないか。

 

 

 

 

 

 

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